2019/05/10 17:44

(続編記事も掲載しております。こちらになります)

写真にとって最も重要なもの、それは…「光」。
光を自在に操ることこそ写真上達の近道なのです。
ではその光を手軽に確実に操作できるアイテムこそが、「ストロボ」です。


ストロボって一体なに…?という難しくなりそうな話は今回は省きまして!
使うとどんな写真に仕上がるのか、今回はそんな疑問をお手軽に比較検証してみました。

まだお持ちでない方は、是非ここからストロボ撮影による新たな世界に興味を持っていただければ幸いです。


では早速ですが!
こちらがストロボを使用せず、自然光のみで撮影した写真です。
太陽が画面左上から照っていたので植木鉢内の右側中心に光が回り込んでいます。
一方、葉の陰になっている左の部分は真っ暗で黒く潰れていますね。
背景に比べ植木鉢は全体が暗めのトーンになりました。

続いてストロボを使用し、光は直射で当てた写真です。
カメラに内蔵されたフラッシュを利用した際も、概ねこのような仕上がりになります。
1枚目に比べ全体的な明度は上がりました。しかしその分植木鉢や葉の影が大きく出てしまっています。
コントラストが強調された「硬い」仕上がりですね。


直接光を当てるとどうしても「硬い」写真になります。
そこでおすすめなのが、白壁に光を反射させる「バウンス撮影」です。
直射の時にあったどぎつい影が無くなりました。
この写真ではストロボを真上に向けた「天井バウンス」で撮影しています。
葉の影になる部分も土の質感が見えています。
一枚めから比べてだいぶ良くなってきましたね。

そして今度はストロボを右に向けてみました。右の壁を反射に利用しています。
葉の影の部分の明度がさらに上がりましたね!
このように、明部を白飛びさせず暗部を黒く潰さない写真は良い印象を受けやすいです。
今回はこれがベストではないかと。

一方、ストロボを左に向けたところ。。。
葉が左半分ほどを覆っているので、その上から光を当てても影は消えず、潰れてしまっています。
このように被写体によって光の角度をよく考えることが大切になってきますね。

最後はクリップオンストロボを外した上でレンズにリングライトを装着し、撮影してみました。
リングライトの特徴は何と言っても細部まで光が回ること。
細かい小物のディテールが影で潰れることなく表現できます。
リングライトは直射で利用するため、普通のストロボに比べ光量が弱くなっています。
被写体までの距離が遠いと意味を成さないので、接写時中心に使用するのが良いでしょう。

このようにストロボを用いると、今までの撮影から一歩二歩進んだ表現が可能になってきます。
操作としてはストロボをカメラに装着し、角度を調整するだけの簡単なものです。


ミスコレ撮影会では、今回の撮影会よりカメラだけでなくクリップオンストロボとリングライトのレンタルも開始いたします!
この機会に、是非一度試されてみてはいかがでしょうか。

(続編記事はこちら)